2019/02/04
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで
手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。
先日、唐津に行ってきました。
目的は、陶器を見に行くことでした。
唐津焼といったら中里太郎右衛門が有名ですね。
早速、中里太郎右衛門陶房へ行ってきました。
狭い石畳の道路に入ると白壁の塀で囲まれた陶房で
敷地内に入ると大きな池があり、鯉が泳いでいました。
建物は新館と旧館?の2棟が2階で繋がっており
そこから日本庭園が見えるようになっていました。
そこは、喧騒から離れ時間がゆっくり流れていくような
感じがする佇まいでした。
「唐津焼」といったら「一楽・二萩・三唐津」といわれるぐらい
昔から茶の湯の世界では大きな存在感を示しており、
今でも日本を代表する焼き物の一つとして名を馳せていますね。
さかのぼること豊臣秀吉の時代、千利休により茶の湯が流行して
当時の茶席にも唐津の水指が用いられていて、茶の湯には欠かせない
焼き物になっていたそうです。
その後も献上唐津と呼ばれる徳川家への献上品としても
広く支持されていたとのことでした。
しかし、途中で有田伊万里焼の存在が強くなり、
衰退の一途をたどり、長い間脚光を浴びることがなかったとのこと。
それから、約300年が過ぎ、
昭和初期になり十二代中里太郎右衛門が当時の技法はそのままに
かつての輝きを取り戻し、今も工夫を凝らしながら
唐津焼を復活させたとのことでした。
私も見せていただき、派手さはなく素朴な感じがしましたが、
そこがかえってよいところかなと思いました。
最後に、パンフレットに次のようなことが書かれていました。
14代の言葉で
「わたくしたち陶工は作品の八割ほどをつくりあげ未完成の段階で
皆様のお手許に差し上げます。」
「八割というのは、我々が手を抜いて不良品をお渡ししているというわけではなく、
完成形の残り二割はお客様に育てていただきたいと願っています。」
唐津焼は使えば使うほど色味や風合いが変化するものなので
自分の器を大切に育てて唐津焼を楽しんでください。
というメッセージでした。
これは、当社の家にも通ずることで
家を建ててから柱や梁の風合いは、
年月が経つにつれて飴色に変化していきます。
それを楽しんで住んでいってほしい。
家をしっかり維持管理し、自分色に育てていってほしい。
それが私たち建てるものとしての願いであり、
そうすることでずっと家は生き続けます。
そういう意味では器と家は同じだなと感じました。
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