2018/04/18
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って家づくりをしている
house plus+ 代表の田中崇浩です。
今日も古民家について触れたいと思います。
「ハレ」と「ケ」って聞きなれない言葉かもしれません。
しかし、実は昔から住宅のプランを考えるときに
使っていたことばなんです。
「パブリックゾーン」や「プライベートゾーン」というのは
聞かれたことはないにしてもなんとなくわかりますよね。
部屋を機能や用途別に分けて配置していく作業のことを
「ゾーニング」といいますが、
その時に「パブリックゾーン」と「プライベートゾーン」に
分けたりします。
それと同じように昔は、「ハレ」と「ケ」を使い分けていました。
簡単に言うと
ハレ・・・パブリックゾーン
⇒ 玄関、土間、客間、座敷など
ケ・・・プライベートゾーン
⇒ 台所、納戸、寝室など
結婚式や新規出店、開業などをする日に
「今日はハレ舞台だ」といった
節目となる日に「ハレ」という言葉を使いますね。
「晴れ」という漢字で書かれることも多く、
気持ちのいいお天気の日になって欲しいという意味で取っている人
が多いかもしれませんが、じつは非日常を意味する言葉で
古民家の間取りにも関係が深いんです。
一方、「ケ」はふだんの生活である日常を表します。
「ケ」と発音するものには食事に関係する言葉も多くあります。
たとえば、
「毛」とは稲の穂の実りを差し、
年貢を決めるため作物の出来具合を認定することを
「毛付け」といいます。
また、「笥(ケ)」は食物を盛る器を差します。
このように「ケ」というのは米や稲に関係する言葉ですが、
「ケガレる」という言葉は今も使いますよね。
それは、「ケ・枯れ」から来たもので、
作物が枯れたりして収穫ができなくなることで
転じて日常性が破れることを意味し、
忌み嫌われる言葉になったといわれています。
このように古民家の間取りには「ハレ」と「ケ」の関係が
深くつながっているんです。
ハレとケ
パブリックとプライベート
どちらもなくてはならない空間です。
今では、その境界がなくなった家づくりがたまに見られます。
しかし、この異なる空間
私たち家づくりをしていくものとしては
それをしっかり念頭に入れて家づくりをしていきたいものです。
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