2017/10/12
こんにちは!
あなたの暮らしに幸せプラス!
house plus+ スタッフ松本です!
先週に引き続き、またまた沖縄についてのお話です。
沖縄の家のイメージといえば、赤がわらと石垣を思い浮かべる方も多いと思います。
琉球王朝時代から続く文化や
沖縄の風土に適した造りになっているので独特の雰囲気が出ています。
台風の多い沖縄では、屋根を含め低く構えた住宅の造りが特徴的。
魔よけや風水を重視した造りになっていて、沖縄の文化を感じる事が出来ます。
暴風を避けるため木造の住宅の周りを石垣で囲んでおり、
周りをぐるっと回っても家の中が見えることはありません。
また、屋内はたたみ間などがあり、あまり本土の住宅と変わらないですが、
とても風通しが良く、暑い直射日光を遮れるような造りになっているそうです。
お土産に買われることも多い”シーサー”
実はモチーフはライオンなんです。
口を閉じている方がメス、口を開けているのがオスといわれています。
住宅の屋根や門の前に置かれてあるシーサーは、
中国から伝わった獅子から形を継承し、沖縄の代表的な魔除けとして有名です。
昔は瓦職人の棟梁が最後にシーサーを作り、名刺代わりとして置いて行ったそうです。
当時は職人全員がシーサー作りを継承するのではなく、
後継者として選ばれた者のみが、その技術や表現方法を継承していました。
“ヒンプン”という言葉を聞いたことはありますか?
目隠しの役割もしている玄関口に置かれる大きな1枚岩のことをヒンプンと言います。
これは、沖縄でしか見ることができない住宅の一部ですね。
沖縄ではマジムンと呼ばれる妖怪(悪鬼)が存在するとされ、
直進してくるマジムンを家に入れないようにするためのガードの役割だそうです。
右側が男性の入り口、左が女性の入り口と分かれているので面白いです。
沖縄のマンションビルダーさんが九州にも進出されていますが、
このヒンプンを意識した造りを取り入れたマンションが久留米でも販売されました。
各社特徴をもった建設をされていて、興味深いです。
東アジアの国々と多くの関わりを持ってきた沖縄県。
住宅にも世界との共通点を見る事が出来ます。
多くは中国からの影響が強いですが、
シーサーやヒンプンなどは台湾などでも目にする事ができます。
現在の沖縄ではコンクリート造りの住宅が主流になっていて
那覇市内ではなかなか見る事が出来なくなっていますが、
北部や離島では現在でも昔ながらの家に住んでいる方がいらっしゃいます。
現在でも観光スポットとして形に残る沖縄の伝統的な家。
様々な歴史の上で育まれた沖縄独特の住宅には、
様々な文化が盛り込まれています。
温暖な気候と強い日差しの中で、魅力を発揮する沖縄の伝統住宅を
機能性とデザインのバランスを取りながら、先人たちの築き上げた文化を
現在の住宅にも生かしつつ、残していってほしいです。
そんな住宅で文化を味わいながら暮らすのも良いかもしれません。
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