2016/07/04
こんにちは!
あなたの暮らしに幸せプラス!
house plus+ 代表の田中崇浩です。
畳の部屋、すなわち 和室の部屋を作りたいけど、
“和室ってなんとなくしかわからない”という方に
和室についてなるべくわかりやすく書いていきたいと思います。
まずは、和室で必要な畳の種類について説明したいと思います。
畳といったら、まず思いつくのが、“ い草 ”
とか
正方形の琉球畳というものも最近新築でよく見るようになったね
とか
これくらいのイメージをされている方がほとんどだと思います。
そのため、新築を建てるときに和室を持ちたいと思う方でも
わざわざ畳についてこだわりを工務店さんに言うにしても
せいぜい琉球畳にしてほしいといった注文ぐらいだと思います。
しかし
畳といっても種類がいくつかあり、これを知るだけでも
和室のよさが随分と変わってきます。
畳表(たたみおもて)
まずは、畳表についてですが、畳の表面にい草などで張ってある
シート状のもの
これは、国産か中国産に分かれます。
国産だと熊本が有名ですね。
そして次に、材質です。
天然の“ い草 ” か “ 化学製品 ”
これは、一長一短あり、
天然い草は、自然な風合いや色合いがあります。
い草の香りには自然のアロマテラピー効果もあるそうです。
これに対して、化学製品は耐久性がり、変色もほとんどせず、
ダニやカビの発生を抑えます。
畳床(たたみどこ)
これも大きく3種類に分けられます。
稲ワラ(約30~40kg)
よく乾燥した藁(ワラ)を何層にも縦横に積み上げ、
圧縮して縫い上げられたものになります。
適度なクッション性、ワラ独特の香り、調湿性に優れていますが、
あまり風通しのよくない、日の当たりにくいところだと、
湿気により腐りやすくなり、ダニ等の害虫にとって生活しやすい
環境になりやすいです。
そして、重いため、床下に潜るときに、畳を上げるのが大変。
ワラサンド(約10~20kg)
藁(ワラ)でスタイロフォームやポリスチレンフォームといった軽い断熱材を挟んだもので、
稲ワラと比べ、軽くなり、断熱性がよくなりました。
稲ワラと建材の利点を合わせた畳床になります。
建材(約15~25kg)
インシュレーションボードと言われる木材の繊維を固めて
板状にしたものを使用しています。
へたりが出ないため耐久性に富み、湿気に強いです。
比較的価格が高いです。
畳縁(たたみへり)
へりの役割は、耐久性や機能性の保持で、畳にとって
なくてはならないものでした。
しかし、琉球畳といったヘリ無しが増えてきて、
一時期ヘリ無しがはやりましたが、へりを細くしたり、
デザイン性のあるものにして最近は、逆に目立た
せることで、和室の雰囲気を変えることもできます。
以上ような畳以外にもお風呂のような濡れるところでも
使える畳なども出てきて、こだわりによっていかようにも
畳を作ることができるようになってきています。
このように、畳一つにしても、ちょっとコーディネートすることで、
和室の雰囲気が随分変わってきます。
もう少し、詳しく知りたい方はいつでもご相談ください。
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