地震の被害って?!
2022/05/25
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って家づくりをしている
house plus+ 代表の田中崇浩です。
最近、震度4以上の地震が全国各地で頻繁に起こっていることに伴い、
耐震診断の依頼も増えています。
そこで、
今日は実際、耐震診断をして、居住者の方からよく質問を受ける内容の中から
特に多い質問について解説していきたいと思います。
その質問というのは、
「実際、耐震診断の評点が1.0になったらどのくらいの地震に耐えれるの?」
という質問です。
地震の時に受ける建物の被害の大きさというのは、地震の大きさと評点の関係から
決まります。
以下の表を見てもらうとわかりやすいと思います。
横軸に、震度5弱~7まで書いてあり、
縦軸に、無被害、小破、中破、大破、倒壊と5種類に分けられています。
また、
その時の評点は、0.4 0.7 1.0 1.3の4段階に分けられ、
その評点の時の被害状況はどうだったのか、
ということが表に示されています。
もちろん、これはいままでの地震の実績とシミュレーションにより解析したもので
全く同じようにはならず、あくまでも指標にはなります。
では、この前の熊本地震を例にとってみましょう。
熊本で震度7の地震が起きました。
そのとき、久留米では、震度5弱~震度5強の地震の揺れを観測したのですが、
倒壊することがないのは、この表からわかると思います。
実際、久留米ではかなりの揺れは感じましたが、
調査などをしたところ、ひび割れている建物はありましたが、
かなりの修復費がかかる建物はほとんどなかったです。
次に気になるところとして、
無被害、小破、中波、大破、倒壊とはいうけど、
実際の被害の具合はどんな感じなの?
って思われる方がいると思います。
それについて解説したいと思います。
・無被害
これは、見た目何も被害を受けてない状態
・小破
継続使用可、軽微な修復要
部分駅なタイルの剥離、窓周辺のモルタルなどのひび割れ、クロスの部分ひび割れ
瓦のずれ、部分的落下
・中波
多くの場合避難生活、かなりの修復費用が発生
外壁の剥離、脱落、窓、扉の開閉不具合、内装仕上げの剥離
・大破
避難生活・修復困難
内外装の激しい剥落、大きな柱の傾き、窓や扉の損壊
・倒壊
命を落とす危険性大
このような内容に分かれます。
国は、評点1.0以上を推奨しており、
実際、建築基準法、すなわち、現在建てていい新築の基準は
大地震の際に「なんとか人命が助かるギリギリの基準」ということなんです。
そのため、できれば評点1.0以上をよしとするより
1.5に近い評点をめざした耐震補強をすることが
余裕を持った安心を手にできると考えられます。
house plus+は本物の自然素材で
理想の住まいを実現する久留米の地域密着工務店です。
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