窓と壁の断熱の違いを知っていますか?
2020/11/21
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで
手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。
今日は、断熱性能の違いについて解説したいと思います。
断熱性能と聞いただけで、専門的で、
わからないという方が多いと思います。
だから、
今日は、難しいことは抜きにして、
どれだけ壁と窓では、冬、熱が逃げているか、
感覚的には、壁の方が熱が伝わりにくいかな
と思いますよね。
今回は、感覚ではなく、実際に
数字的にわかりやすくお伝えしたいと思います。
熱の伝わり方を表す指標として、
熱還流率(U値)という値を使います。
U値という値が小さいほど、熱が伝わりにくい、
つまり、断熱性能が高い材料を使っているということになります。
では、
窓の熱還流率はというと
ガラスの材料にもよりますが、
一般の単板ガラスで、5.9W/㎡・K
それに対し
一般の外壁の熱還流率は、0.48W/㎡・K
このことから
窓から出ていく熱は、壁から出ていく熱の
約12倍ということになります。
せっかくエアコンなどで暖めた部屋の中の空気が
12倍の早く、外に逃げていくということなんです。
すなわち、
真冬にガラス張りの部屋の中を25℃ぐらい保っておくためには
壁で囲まれた部屋の電気代が月1万円だとしたら
ガラス張りの部屋は 12万円かかるということです。
これは、極端な比較ですが、
それだけ、窓と壁では熱の伝わり方が違うということなんです。
なんとなく、おわかりいただけたでしょうか?
これを考えると、ガラスから熱がかなり逃げていくことがわかりますね!
とは言っても、窓が全くない部屋って
正直住めないですよね。
だから、ガラスメーカーは、
なるべく熱が逃げにくいガラスの開発をしています。
たとえば、ペアガラス
ガラスとガラスの間に空気層を設けることにより
熱が逃げにくくするという方法です。
これだけでも一枚のガラスよりも約2倍ぐらい熱が逃げにくくなります。
ほかにも
空気層にガスを入れたり、ガラスに特殊な金属膜を設けることで
もっと熱が逃げにくい窓も出てきています。
しかし、やはり窓と壁では壁が圧倒的に熱が逃げにくく
断熱性能があることをお伝え出来たと思います。
熱の伝わり方を数値的にお伝えすることで
より、壁と窓の断熱性能の違いを知っていただけたかと思います。
このことを知っただけでも窓選びの大切さを
おわかりいただけたかと思います。
窓選びの参考にしていただけたら幸いです。
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