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耐震と制震と免震

2021/2/16

こんにちは!あなたの暮らしにしあわせプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築から
リノベーションまで 手がけていますhouse plus+ 田中です。

 

また東北で大きな地震がありましたね。
しかもそれが10年前の大震災の余震であったと発表され、被災された皆様が
どれほど心を痛めておられるか計り知れません。
心からお見舞い申し上げます。

 

と同時に、他人ごとではなく、いつ被災してもおかしくないし
備えはしておかないと・・・と思いました。
地球規模での感覚では、10年なんて短い期間ということなのだと思い知りました💦

当社では、耐震診断及び耐震補強工事に早くから力を入れてきました。
今まで多くの家を診断させて頂き、建設の専門家として耐震の重要性を感じております。

※耐震診断では、家の外~中、小屋裏等全部をみます。このように床下に入り、点検します

 

 

よく、免震、制震、耐震 など、言葉は聞きますが

どう違うのか?
何が一番いいのか?
という話を耳にします。
大きな建物や、精密機械などを扱う工場などでは、
耐震・制震・免震、すべてを組み合わせた建物も多く建てられています。

 

🌼免震とは・・・
字のごとく地震を免れることを意味します。(なるべく地震の力を受け流す
家の基礎と建物の間(または基礎部分)に免震装置を設置して、
地震で揺れが生じたときにその揺れを極力、
家の方へ伝えにくくする仕組みです。(地震の影響を遮断する考え方)
家自体が揺れないのが特徴ですので、家具の転倒がなかったり、揺れの恐怖を感じずにすみます。
ビルや大型の建物などで採用されており、非常にコストがかかります。
免震装置の部分は当然揺れますので、揺れて、収まる時に、
しっかりと元の位置に戻ることが必要です。
建物自体が柔らかいと、この方法は良くありません。
免震装置を置くならば、かたい建物(耐震にかなった)にする必要があります。

 

🌼制震とは・・・
地震を制御することを意味します。(なるべく地震の力をコントロールする)
地震のエネルギーを吸収するオイルダンパーなどの制震部材を建物に組み込みます。
そうすることで揺れを軽減することができ、家の構造部分を守ることができるため、
建物自体の損傷が少なくなります。

制振装置は、熊本地震などのような繰り返す地震の揺れに効果的ですので、

耐震+「制震」といったように、組み合わせて利用することが最も効果的です。

 

🌸耐震とは・・・
地震に耐えることを意味します。(なるべく地震にあっても壊れないようにする)
地震のエネルギーを、建物の柱、梁などの主要構造の強度やねばり強さで耐える構造です。
建物を壊れないようにして人命を守ることが大前提ですので、
耐震補強は、地震対策の基本と言えます。

 


家の強さは、柱や梁が太ければ強いのでは?と一般的に広く考えられていますが
当社が行っている耐震補強では、壁を補強します。
地震に耐える強い壁は、「耐力壁」と呼び、抜けない壁です。
建物には、重心(建物の重さの中心)と剛心(壁の強さの中心)があり、
この二つが近い位置にあればあるほど建物はねじれにくくなるため、
剛心から離れた壁を補強することによって、剛心を重心に近づけていきます。
耐震補強工事では、特殊な装置を使うわけではなく、

建物の構造そのものを強くしていきますので
免震や制震に比べれば、安価となり、

一般住宅で地震対策をするのであれば、
まずは耐震補強となります。

 

 

 

それぞれに、自然の脅威に立ち向かう為の建築の技術ですが
基本は耐震であり、そして、耐震補強は皆様ご自身が望まれれば備えることができる方法です。
家族の命を守る為にも、耐震診断をお気軽に受けて頂きたいと思います。

 

 

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house plus+は本物の自然素材で

理想の住まいを実現する久留米の地域密着工務店です。 

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