森の木は刈った方がいい?!
2022/04/25
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って家づくりをしている
house plus+ 代表の田中崇浩です。
皆さん、世界から急速に森が減っていっていることは
なんとなくご存じだと思います。
森は、動植物の住みかであると同時に、二酸化炭素を吸って、
酸素を排出する大切な場所です。
もう刈らない方がよいと考える人もいることでしょう。
その考えは、ある意味正解で、ある意味不正解です。
どういう意味?
今日は、こんなところを解説していきたいと思います。
まず、刈った方がいいということですが、
日本を例にとると
日本のように古くから木と付き合ってきた国は、
ほとんどの森が人工林なんです。
これは世界では珍しいことで、あまり知られていませんが
日本の森では、木が余っている状態なんです。
その余っている木を放置する、
すなわち、森や木に手を加えないことが自然保護だと
思われていますが、木を適度に間引き、伐採しないと
は荒れてしまいます。
木が健全に育たないと地面も弱くなります。
さらに酸素の排出量も減ります。
木はある程度成長したら「世代交代」をさせる。
伐ったら、植える。
このサイクルが大事なんです。
一方、伐らない方がいい、木もあります。
イギリスの科学雑誌「ネイチャー」(2014年1月17日)
に面白い研究結果が発表されました。
大きな老木の方が、若く小さい樹木より大気中の二酸化炭素CO2を
多く吸収しているという研究結果でした。
その研究のチームは、403種の樹木67万3046本のデータを分析
した結果、大きく年老いた樹木のほうが成長が早く、
より多くのCO2を吸収していることが判明したそうです。
最高例の木は樹齢80年だったそうです。
普通に考えると、人間は「老いたら成長しない」と思われがちで、
見た目では、若い木は樹木が伸びていき、どんどん枝葉を伸ばし、
葉っぱをつける。
しかし、大木になると成長もあまり見られない。
見た目で考えると老木を切って、若い木を植えて育てる方が
環境にはよいと思いますよね、
また、生産性をあげるなら、「伐ったら植える」、
「植えたら伐る」を繰り返すのが普通です。
ただ、結論からいうと
なんでもかんでも、
伐ったらいいというわけではないということを
今回の結果が示しているのだと思いました。
要するに、森林は放置しないで、間引きしながら
「伐っていい木」と「伐ってはいけない木」を選別しながら
自然とうまく付き合っていくことが大事ということですね。
house plus+は本物の自然素材で
理想の住まいを実現する久留米の地域密着工務店です。
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