やっぱり日本の建築は素晴らしい!!
2022/04/04
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って家づくりをしている
house plus+ 代表の田中崇浩です。
たまたま、テレビをつけたら隈研吾さんが出ており、
久しぶりに魅入ってしまいました。
内容は、“木組み“についてでした。
隈研吾さんは、建築業界はもちろん、一般の方も
一度は耳にしたことがあると思いますが、
東京オリンピックが行われた新国立競技場をデザインした建築家です。
隈研吾さんは、この“木組み”の方法を使って
今の建築にうまく取り入れている方です。
簡単に今の建築と昔の建築の違いについて
住宅で解説させていただくと、
今の住宅は、”在来工法”といって、くぎや金物などを使って
壁をたくさん作ることで、地震から家を守る工法になっています。
昔はというと、建築基準法ができる前になりますが、
”伝統工法”といって、柱やはり、胴差などをくぎを一本も使わず
“木の組み”をうまく利用し、地震から守っていました。
番組では、
その“木組み”のすばらしさを伝えるため、
特集が組まれていました。
私も“木組み”については、かなり興味があり、
京都や奈良の神社仏閣へ見学へ行ったり、
宮大工さんのところへ足を運んで、
勉強させていただき、木組みの技法などを
たくさん見て廻った時期がありました。
木組みについては今は全く使わないか
というと簡単な継ぎ方は今もやっています。
たとえば、
”ほぞ継ぎ”や”あり継ぎ”などあります。
あり継ぎ
写真提供:竹中大工道具館
ただ、継ぎ方によっては、本当に惚れぼれするような
継ぎ方をするものがあり、今ではほとんど見なくなりました。
・台輪留め
・どっこぐみ
・しほうかなわ
など
台輪留め
写真提供:竹中大工道具館
まだまだ、たくさんの木組みの方法がありますが、
残念ながらこの技法を次の世代へ受け継ぐ人が本当に少なくなり、
匠といわれる職人が減っていっているというのが現状です。
この技法というのは、
太い柱やはり、胴差などで建物を建てれば、強くはなりますが、
国内では、そんなに大きな柱となる木が育っていないという
現状をどうにかしなければならないということで、
隈研吾さんたちが、
”細い木でも“木組み”という素晴らしい日本の技法を
巧みに使うことで大きな建物も建てることができるんだよ!”
という思いで設計しているということを番組で言われているのを聞き、
感銘を受けました。
実は、私は知らなかったのですが、
東京の早稲田に“木組み博物館”があるということを知りました。
東京へ行ったときには、ぜひ行ってみたいと思っています。
みなさんもご興味があれば以下にURLと住所を載せておきますので
調べてみてください。
■木組み博物館
■東京都新宿区西早稲田2-3-26ホールエイト3階
■電話/FAX : 03-3209-0430
■https://www.kigumi.tokyo/
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