手仕事の良さとは?!
2022/3/7
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って家づくりをしている
house plus+ 代表の田中崇浩です。
なぜ、工業製品という便利なものがあるのに、本物の木のよさを見極め、
手仕事にこだわるのかについて紹介したいと思います。
今は、本当に建築業界だけでなく、飲食業界でも修行をし、
材料を見極められる職人が少なくなってきているのか?
そんな問題に直面しています。
そのため、特に大手の飲食業界は、試行錯誤して
働き手がいなくてもサービスを提供できるように
いろんなシステムを入れ、場合によっては、
お客様に動いてもらうことで、経費削減する
店舗が増えてきています。
たとえば、
あるファミリーレストランであれば、
順番待ちや実際に注文をする場合など、
タッチパネルで注文したり、
料理の具材などは工場で切ってきて、
料理もしているので、
店舗では、温めるだけやちょと火を通すだけでいい。
さらには、それだけにとどまらず、
皿に盛り付けるだけというメニューもあり、
店員さんは、素人のバイトさんでよいという
オペレーションシステムを構築しています。
確かに、そこまでしないとなかなか人材を育てるということが
かなり厳しくなっているという現状なんです。
建設業界に関してもその波が来ているのも事実です。
ただ、本当に残念です。
当社では、なるべく手仕事をしたいし、
人の手で、本物の家を作り上げていきたいという気持ちがあり、
望む者には、一から大工の修行をさせています。
ただ、このような流れではありますが、
私たちの業界でも今はほとんどが、工業製品に変わりつつあります。
構造材や建具、フローリングなど、木の模様に見える印刷された
材料が大半を占めはじめています。
19世紀に、英国では「アーツ&クラフト運動」という運動が起きました。
どんな運動かというと
ヨーロッパで産業革命が大量生産を可能にし、
市場には商品が溢れ、同時に多くの粗悪品が出回るようになりました。
そのような状況に危機感を抱いた英国をはじめとした国々では、
ひとつひとつ丁寧に作られてきた古き良き時代のもの作りに立ち戻り
熟練職人の手による質の高い工芸品を守り育てようという運動が起きました。
それが、「アーツ&クラフト運動」です。
なんとなくですが、まさに日本の産業もこの運動の前の状況に
見えて仕方ありません。
コロナ禍の中、今はいろんな業界で、値上げが盛んにおこなわれています。
値上げと聞くと、さらに安い方に目が行ってしまいます。
本物を見る目がさらに希薄になり、
スクラップ&ビルドという、短期間で悪くなったら捨てるという
地球をゴミ箱にして大量消費をする状況になっています。
これからは、本当にいいものを選び、確かなものを見る目を日々
養っていかなくてはならない時に差し掛かっているのではないかと
感じております。
当社としては、より多くの方に
長く、そしていいものを見て、触って、感じていただく体験できる場を提供し、
本当にいい、長持ちする家を提供できるように日々努力していきたいと思っております。
house plus+は本物の自然素材で
理想の住まいを実現する久留米の地域密着工務店です。
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