【住まいの健康】無垢の床材の選び方
2023/05/21
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで
手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。
無垢の床材を選ぶポイントについて、
結論から言います。
すごく大事なので聞いてください。
床は、含水率が一番大切です。
これを言うと、家を建てている大手メーカーや
工務店、建材屋さんは、困ってしまうかもしれません。
というのも、
一般的な営業マンは、床の含水率と聞いても“???”
話をそらされるかもしれませんし、
「そんなの重要ではないですよ」
とごまかされるかもしれないからです(笑)
一度聞いてみてください。
「●●ハウスが使われている無垢の床材、含水率何%ですか?」
と、
もしかすると、こういうかもしれません
「建築の業界関係者ですか?」
と、
では、なぜ含水率が大事なのか、
それは「平衡含水率」が関係しているからです。
平衡含水率(へいこうがんすいりつ)?
また難しい漢字が出てきた~
安心してください。
そんなに難しい話ではないです。
知っているか知っていないかの差なんです。
しかし、その差が大きいんです。
もう少し、お付き合いください。
床材の平衡含水率というのは、
床材が周囲の湿度と均衡(バランス)を取る状態の
水分量のことを指します。
つまり、床材が湿気を含んだり、乾燥したりするときに
どの程度の水分を床材が持つことができるかを表す指標なのです。
じゃ~なぜ
平衡含水率が大切なの?
について説明しますね。
1.床材の安定性を保つため
床材は常に周囲の湿度に影響を受けます。
もし床材の水分量が常に変動してしまうと、膨張や収縮が起こり、
床が歪んだり亀裂が生じたりする可能性があります。
平衡含水率を適切に保つことで、床材の安定性を保つことができます。
つまり、床の収縮を抑えることができるんですね。
2.床材の耐久性を高めるため
水分が多すぎる状態では、床材が膨張してしまい、
変形やカビの原因になることがあります。
これは、室内表面ではあまり見られませんが、
床の裏側にカビが発生する場合があります。
そのため、なかなか発見ができません
3.健康な室内環境を守るため
床は私たちが毎日歩いたり遊んだりする場所です。
床材の水分バランスが適切でないと、湿気やカビの発生を促し、
アレルギーや呼吸器の問題を引き起こす可能性があります。
適切な平衡含水率を持つ床材を選ぶことで、
健康で快適な室内環境を守ることができるのです。
なんとなくお分かりになりましたか?
最後に、実際に床材は、
どのくらいの含水率が必要なの?
ということころですが、正直、地域によって異なります。
しかし、範囲というものがあります。
たとえば、九州であれば、
平均的な湿度と気候を考慮すると、
木材や床材の適正な平衡含水率は
一般的には8〜12%程度とされています。
ただし、お部屋の環境にもよるんです。
ここは、すごく大事になってきます。
昔、30年以上前の家は、
部屋の中は、ほぼ外と同じぐらいの湿度でした。
というのもスカスカの家が多かったからです。
しかし、今は高気密高断熱の家ができて、
エアコンで、部屋がすぐに暖まる分、
湿度も外と比べて低くなるんです。
そのため、今の家は、床の含水率は、
5~9%ぐらいがちょうどいいと言われています。
ちなみに、私どもの使っている30mmの赤松材は
製造過程で5%に乾燥させ、床材として使うときは、
9%以下で使っています。
このくらいに乾燥していると部屋の中で床材が安定し、
床材の特性であるひび割れ、収縮、ねじれ、変形が
極限まで抑えることができるんです。
床材でストッキングが引っかかったり、
米粒がフローリングの隙間に入ったり
したら具合が悪いですよね。
どうせ、無垢材を使うならこのような知識を少し頭に入れておくと
より快適で健康な住空間を手に入れることができるんです。
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